当院の安全で安心な歯科治療への取り組み
当院は、治療に使用する全ての治療器具を患者さんごとに徹底した衛生管理をしています。
アフターコロナも見据え、皆さんに安心して治療を受けていただけるよう、当院の取り組みをご紹介いたします。
厚生労働省の認定を受けている歯科クリニックです
当院では、患者さんに安心して治療を受けていただくために、診療環境を整え、厚生労働省から認定を受けています。
歯科外来診療医療安全対策(外安全)、歯科外来診療感染対策(外感染)
感染予防のための、診療環境、衛生管理、緊急時の安全対策など、複数の基準を満たした歯科クリニックのみが、厚生労働省から認定される制度です。
※2024年度の診療報酬改定で、歯科外来診療環境体制(外来環)は、歯科外来診療医療安全対策加算(外安全)」と「歯科外来診療感染対策加算(外感染)」の2つに分けられました。当院は、「外安全1・外感染1」の届出を行っており、より高い施設基準に適合している歯科クリニックの扱いとなります。
施設基準について
- 安全対策など指定の研修を修了した常勤の歯科医師が、1名以上配置されている
- 歯科医師が複数名配置されている、または歯科衛生士が1名以上配置されている
- 緊急時の初期対応が可能な医療機器(AED、酸素ボンベ及び酸素マスク、血圧計、パルスオキシメーター)を設置している
- 診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されている
- 口腔内で使用する医療機器について、患者さんごとの交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理など感染症対策を徹底している
- 感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保等を含めた診療体制を常時確保している
- ユニットごとに歯牙の切削や義歯の調整、歯の被せ物の調整時などに飛散する細かな物質を吸収できるよう、歯科用吸引装置(口腔外バキュー)等を設置している
- 歯科診療にかかわる医療安全管理対策を実施している旨の院内掲示を行っている
口腔管理体制強化診療所(口管強)
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)は、2016年に厚生労働省により新設された認定制度で、虫歯や歯周病の予防に力を入れ、国民の健康寿命を延ばしQOL(生活の質)を向上させることを目的として制定されました。
虫歯になったら、歯を削って詰めるという従来の歯科医療を改め、虫歯・歯周病にならない、歯を失わないためのメンテナンスを行う予防中心の歯科クリニックだけが、このかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所として認可を受けられます。認可要件が厳しく、全国でも1割程度しか認定されていません。
※2024年度の診療報酬改定で、かかりつけ歯科医機能強化型診療所(か強診)は「口腔機能管理体制強化加算(口管強)」に変更となりました。当院は、「口管強」の届出を行っており、虫歯や歯周病などの重症化予防に力を入れております。
認定基準について
- 過去1年間に歯科訪問診療1または2、歯周病安定期治療及びクラウン・ブリッジ維持管理料、フッ化物歯面塗布の実績があること。
- 歯科疾患の重症化予防に資する継続管理に関する研修、高齢者の心身の特性、口腔機能の管理及び緊急時対応等に係る研修を修了した常勤の歯科医師が1名以上配置されていること。
- 歯科医師が複数名配置されていることまたは歯科医師及び歯科衛生士がそれぞれ1名以上配置されていること。
- 診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること。
- 当該地域において、在宅医療を担う保険医療機関、他の保健医療サービス及び福祉サービスとの連携体制が確保されていること。
- 当該診療所において、迅速に歯科訪問診療が可能な歯科医師をあらかじめ指定するとともに、当該担当医名、連絡先電話番号等について、事前に患者等に対して説明の上、文書により提供していること。
- 歯科用吸引装置等により、歯科ユニット毎に歯の切削や義歯の調整、歯冠補綴物の調整時等に飛散する細かな物質を吸引できる環境を確保していること。
- AED、酸素、血圧計、緊急蘇生キットなど、緊急時に患者にとって安心で安全な歯科医療環境の提供を行うための装置・器具等を有していること。
新型コロナウイルス感染症に伴う対策と皆さんへのお願い
マスクの着用
ウイルスの飛沫感染防止のため、来院される際は必ずマスクの着用をお願いいたします。
手指の消毒
院内には患者さんが使用可能なアルコール消毒薬を設置しています。手指消毒にご協力ください。
来院時の検温
体調確認のため、受付前に検温をさせていただいております。
ソーシャルディスタンスの確保
待合室では距離を十分におとりいただきますようお願いいたします。待合室での混雑状況により、車の中でお待ちいただく場合がございます。
当院の取り組み
徹底した治療器具の殺菌
歯科用ミラー・ピンセット、歯を削る器具(切削機)などはすべて滅菌し、無菌状態の機器で治療しています。
可能な限り使い捨て対応
グローブ、麻酔針、コップ、エプロンなどは使い捨てのできるディスポーサブル製品を使用しています。グローブは毎回取り替えて治療を行っています。
スタッフ全員の感染予防への意識
こまめな手洗い、手指消毒はもちろん、マスク着用、毎朝体調チェックをして治療にあたっております。
消毒による院内環境の管理
院内におけるドアノブや診療台など、手で触れる箇所は随時、アルコール消毒しております。
滅菌・消毒を行う医療機器
オイル殺菌器
患者さんごとに換えている歯を削る器具(ハンドピース)や、矯正のプライヤーなどは従来滅菌しづらいものでしたが、当院では高温オイル消毒器を使用して、肝炎ウィルスやHIVウィルスなどの院内感染予防に努めています。
液減菌法
グルタラール製剤や次亜塩素酸ナトリウム等の薬液を使用し、ウィルスや細菌を消毒させる方式です。熱を加えることのできないプラスチックなどに使用しております。
オートクレーブ
診療基本セット(歯科用ミラー・ピンセットなど)はすべてオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)により滅菌しています。
口腔外バキューム
治療中にお口にたまる唾液や血液、歯の粉塵などをすばやく吸引することができる装置です。さまざまな細菌物質などを吸引できるので、院内感染予防にもつながります。